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建設プロジェクトのデータ保管場所

Jun 8, 2018 11:29:00 AM

[建築, データ]

FINALCADが新しい市場でビジネスを拡大するための取り組みの中で、顧客のニーズに、より的確にお応えするために私たちは活動を多様化し、今までのプロセスを見直す必要がありました。

海外においての活動は様々なビジネスチャンスをもたらしてくれた一方で、ビジネスが成長するとともにいくつかの課題にも直面しました。

当社のお客様は、世界中の至る所に現場をお持ちのため、その全てを私たちで対応カするのは物理的に困難なことでした。この状況を改善するために、当社チームは大きな投資となる新たな拠点でのデータセンターを開設するという、当社にとっては非常に重要かつ大きな意思決定をすることになりました。

これまでの経緯

フランスの新興企業として、2011年に建築作業管理向けモバイルアプリケーションの販売をフランスでスタートしました。当社の初期のお客様にFINALCADアプリケーションを導入後、まずは国内での建設現場のデジタル化に向けた活動を行ってまいりました。

通常、このようなソフトウェアアプリケーションはデータ収集を伴います。そのため、データの保管場所が必要になりますが、当時多くのスタートアップ企業が行っていたのと同様に、当社もまた、お客様のデータをアメリカのデータセンターに保管していました。

私たちは当初からグローバルビジネスに成長することを望んでおり、このアプリをフランス国内だけではなく、世界中に広めたいと考えていましたが、フランスでスタートしたビジネスは、幸いなことにその後お客様たちと強い信頼関係を構築することができ、徐々に世界各国の現場でサポートを開始するようになりました。

三年後の2014年、フランスの建設会社がいくつか進出しているアジアで、当社も業務展開をすることになりました。幸運なことに一つの仕事からまた別の仕事のご縁をいただく形で、2014年後半にはAPACで最初のお客様と契約を結ぶことができました。今日、私たちは世界中のお客様とビジネスをさせていただいているわけですが、このお客様たちのビジネスもまた、グローバル市場を相手に行っているため、現在当社のアプリケーションは、ペルー、スペイン、カナダ、ベトナム、マレーシア、日本、そしてモロッコをはじめ多くの国の現場で活用されています。

World Map FINALCAD

ファイナルキャドを使用してプロジェクトを実施した国

この大きな成長は、同時にデータ管理方法についていくつかの課題をもたらしました。もはや、アメリカのデータセンターだけでは今後拡大することが見込まれるお客様のニーズにお応えすることはできないとの結論に至ったのです。

それぞれの建設現場の規模は様々ですが、時には桁外れに大きな現場もあり、その場合、処理が必要な情報は膨大な量となります。例えば、一つの現場でタブレット端末を500台配備し、1万枚の写真が撮影され、それらに15万件以上のメモが書き込まれると言った具合です。実際に現場作業を行っている時にはインターネット接続のアクセスが制限されているか、接続そのものがないことも多く、その場合、その日収集されたデータは終業時に一度に大量に同期されるということになります。しかしながら、大量データを一度に同期することは、エラーになる可能性が大きく、また非常に時間もかかり、ユーザーにとって最適な状況とは言えません。 

データセンター新設

昨年の秋、新たな戦略の一つとして、データセンターの導入の検討を開始しました。当初の段階では、データセンターの拠点を一つ増やし、二つの新しい場所で運用することが検討されていました。FINALCADではアメリカ、バージニア州にあるデータセンターにサーバーをおいていましたが、ビジネスがグローバル市場へと拡大し、世界各地に現場を持つお客様の多様化するニーズにお応えし、最適なサービスを実現するためには新たなアクションが必要でした。

シンガポールや東京で新しいオフィスを開設することはその一環でしたが、同時にデータ管理も物理的に近い場所で行う必要がありました。なぜでしょうか?それは前述にもある通り、まず第一に、プロジェクトデータを手動で同期するときの応答時間を改善し、インターネットにアクセスできる環境に移動出来次第、素早い同期を可能にすることで、各ユーザーのエクスペリエンス/操作性を向上させたいからです。第二に、データセキュリティは非常に重要に考えるべきことですが、可能な限りお客様の近い国に、関連する規制に準拠した形で情報を保存するべきだと考えました。私たちはGDPRに完全に準拠していますが、異なるデータセンターに複数のサーバーを持つことは、FINALCADユーザーに安心を提供し、各国の特定の規制を遵守する方法であると思います。

このプロジェクトを実施するにあたり、当社はコンサルタントチームを雇い、私たちが求められる可能性を分析し、効率的な移行を確実にするための明確なステップを検討しました。プロジェクトは2017年11月に始まり、完了までに約6か月を要しました。現在では、3つの拠点のデータセンターでサーバーを管理しています。一つはドイツのフランクフルトにあり、ヨーロッパ、中東、アフリカで収集したデータを管理しています。二つ目は東京にあり、アジアのデータについて管理しています。そして従来から持っていたアメリカにあるサーバーで北米・南米エリアを管理しています。現在、お客様のデータは、建設現場に最も近いデータセンターに保管されています。セキュリティ面では、現時点で利用可能な最高のセキュリティ標準(例えば、ローカルデータ暗号化)を提供するクラウドアプリケーションプラットフォーム(Heroku / AWS)を使用しています。現在、応答時間は大幅に改善され、データ同期は以前と比べて2〜5倍速くなりました。

Latency Times Japan

この新しいデータセンターは、FINALCADユーザー体験が向上するだけでなく、私たちチームにとっても有益です。地域ごとにサーバーがあることにより、新しい機能をテストする際など、限定的なエリアで試すことができるからです。また、リスクの分散の意味からもプラスになると言えるでしょう。私どものサービス契約の改善にも繋がります。

FINALCADとデータについての詳細は、建設データ利用に関する当社ウェブページをご覧ください。

スマホで建設現場におけるQHSEプログラムをスマートに管理

建設プロジェクトにおいて「安全」を確保することは非常に重要なことです。建物や道路工事、エネルギー分野など、どのようなプロジェクトにおいても、それは常に最も重要な懸念事項であるはずです。最新のEurostat データによれば、ヨーロッパ(E28)で起こった致命的な事故の20%以上が建設業界で起こったとあります。つまり建設業界は、致命的な事故の数が最も多い業界ということになります。

[安全衛生, 安全管理, 建設現場の安全]
建築現場でのデジタル化を促進するには

デジタルトランスフォーメーションは、IT の進化とともにこの数十年で全ての業界において注目を集めています。多くの企業が、時代の変化に乗り遅れないために、様々なデジタル技術の活用に取り組んでいます。新しいデジタル技術を企業全体に導入するために、多額の投資を行う企業も少なくありません。

[#建設現場のデジタル化, 建設業 ビッグデータ]
FINALCAD は IFAWPCA コンベンション 2018 に出展します。

FINALCADは11月13日から、マレーシアのクアラルンプールで開催される第44回 IFAWPCA コンベンションへ出展します。

[IFAWPCA, APAC]