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建築現場でのデジタル化を促進するには

Nov 6, 2018 10:56:43 AM

[#建設現場のデジタル化, 建設業 ビッグデータ]

デジタルトランスフォーメーションは、IT の進化とともにこの数十年で全ての業界において注目を集めています。多くの企業が、時代の変化に乗り遅れないために、様々なデジタル技術の活用に取り組んでいます。新しいデジタル技術を企業全体に導入するために、多額の投資を行う企業も少なくありません。

しかしながら、物事はいつも期待どおりに進むとは限りません。事実、最適なデジタル戦略を実現するためには、実行に移すまでの準備が非常に重要になってきます。デジタル化による結果を出すためには、部分的にではなく全体最適を考慮したトレーニングとテストを重ねる必要があり、時間のかかるプロセスであることは間違いありません。

「デジタルトランスフォーメーションとは、ビジネスのやり方を継続的に変えて進化し続けていくプロセスのことです。 それにはスキル、プロジェクト、インフラ、そして往々にして ITシステムのクリーンアップに基本的な投資が必要です。 また厄介なことに、人々、機械、ビジネスプロセス全てに混乱を招きます。デジタルリーダーと非デジタルリーダーの双方がデジタル変革について良好な意思決定を行い進めていくためには、トップマネジメントからの継続的なモニターと介入が必要です。」(ハーバードビジネスレビュー、2018年)

当社の基本的なビジネスの3つの軸のうち、現場作業に特化した最適なアプリケーションとデータ構築の2つについては最近のブログにてご紹介いたしました。 事実、私たちのチームは建築業界のデジタル化をサポートするために、最先端のソフトウェアプラットフォームと現場からデータを収集し活用するための技術を開発しました。

しかしながら、建築業界においてのデジタル技術活用が未だ早期の段階にあることを考えると、実際にデジタル技術をプロセスに浸透させるためには、適切なガイダンスが必要なことは明らかでした。デジタル化へシフトするプロセスは、それぞれの工程を明確に定義し少しずつ繋げていくため、通常数年に渡る努力を必要とします。このような背景から、デジタル化のプロジェクトを実施中においてツールや技術をただ供給するだけではなく、お客様と連携しながらそのプロジェクトをサポートしていくことが非常に重要だと考えています。なぜなら、実際の現場で新しいデジタル技術が使用されなければ、デジタル化は成功しないからです。

私たちは過去の経験から、建設業界においてデジタル化の導入を成功に導くためには、下記の3つの段階に沿って進めることが重要だと考えます。

1) 評価フェーズ: 現場を診断し、試験的にデジタルソリューションを使用

2) 展開フェーズ: 評価フェーズで行なったソリューションを規模を拡大して実施

3) デジタルトランスフォーメーション: 2) で実施されているソリューションから得られたデータに基づき、範囲を拡大して新たな段階へ移行

 

第一段階:  評価

FINALCAD では、デジタル化を実施するにあたり、現場の状況や作業の内容をまずは理解することが最も重要だと考えています。したがって、当社ではワーキンググループを作成し、デジタル化の相談をお客様から受けた際に、実際の現場においての「ニーズ」「問題となっている作業内容」「デジタル化することへの目的」「パフォーマンス指標」をお客様と一緒に確認することからスタートします。このように現場の関係者とコミュニケーションを取りながら進めていくことは、デジタル化を本当の意味で定着させ成功させるための鍵となっています。またそれと同様に、現場で実際にどのくらい活用されるかということも重要なポイントとなります。

「私たちは、FINALCADチームと改善が必要な作業について何度もコミュニケーションを重ねました。そして、全ての疑問と要望は、タイムリーに解決されました。」 – Héctor Borja, フジタ MX、検査エンジニア

私たちは、本当の意味で企業がデジタル化にシフトするには数年を要すると考えています。特に建築業界においては、大企業や様々な専門分野の人々など、多岐にわたる方々が多くプロジェクトに関わっています。そのため、デジタル化を進めるにあたっては、長期的なコラボレーションを通じて行なっていくのが最善だと考えています。 ただし、最初から大規模で多くの人々を巻き込むプロジェクトに対しては慎重になる必要があり、そのため当社ではまず小さい規模で特定の工程について評価するところからスタートする形を取っています。

この段階では、お客様が改善したいと考えている内容に当社が提供するソリューションがどのように対応できるか、またそれに伴う疑問を取り除くために、様々なユースケース(システム活用事例を使用する人の目線で構築するやり方)でテストします。この作業を通じて私たちは、これらの新しいツールを実際の作業に取り込んだときに、日々の仕事がどのように変わるかをお客様自身で想像できるようにサポートします。まずは青写真を描くことからはじめますが、多くの場合、新しいプロセスや習慣を実際の現場で試す必要があります。

通常、評価フェーズは3ヶ月から6ヶ月ほどの期間で行います。当社のプレセールスチームは必要に応じて定期的に現地を訪問し、トレーニングを実施し、現場の方々と直接協議し、お客様のニーズに対応します。この評価フェーズの終了段階において効果測定を行い、その結果に基づきその後の取り組みを継続するか否かについてご判断いただくことになります。この評価段階を通じて、個々の企業のデジタル技術に対する適合性のレベルなどもわかり、その後の展開のための計画を明確にすることもできます。 

 

第二段階: 規模・期間を拡大しソリューションを展開

両社でその後もFINALCAD の活用を進めていくことに同意すると、「展開フェーズ」へと移っていきます。この段階では、評価フェーズで行われたソリューションを可能な限り規模を拡張して展開し、現場で実際に作業をされる方達の使用率をあげることが目的です。評価フェーズで確認された価値をさらに拡大していく形になります。

「実際に作業に携わる方が使用して初めて良い解決策と言える。どんなに良いソリューションであっても、使用されなければ意味がない。これがこの期間にお客様を訪問し一緒に考えデジタル化への移行をサポートしていく理由です。」– FINALCAD カスタマーサクセス責任者、Walid Kadem

お客様に実際の現場においてデジタルソリューションを活用していただくために、FINALCAD のチームメンバーは、各々が担当している様々な建設現場へ定期的に訪問いたします。また、各お客様と協議の上、お客様側で各現場または地域における担当者(リーダー)を決めます。過去においては、比較的新しい技術に興味があり、現場作業のプロセスなども周知している方が担当となっていただいている場合が多いようです。お客様側のリーダーが決まったら、FINALCAD は指導者プログラムを通じて技術や知識などを伝えます。これまでの事例では、これらのリーダーの方達は、このプログラムを通じてFINALCAD を熟知することになり、社内への展開、チームのトレーニングや、担当地域での使用状況の追跡など によって、FAINALCAD への理解と活用をますます深めています。

「ソフトウェアを導入すること自体はそれほど難しいことではありません。それよりもむしろ、企業の風土や習慣、従業員の意識を変えることが本当の意味でのチャレンジです。私たちFINALCAD はそこの部分をサポートするために、独自のメソッドでお客様のデジタル化を促進します。もっとも重要なのは、キープログラムアドバイザーと地域アドバイザーを任命する運営委員会を設置することです。そして、FAINALCAD というツールは、トレーニングプログラムや作業の中で必要不可欠なものであるということを認識させ、社内の誰もが、いつどのように使用するものなのかを知っていることが大事です。展開する際には、コミュニケーションおよびマーケティングが重要になってきます。また、関係者全員が同じレベルの情報を得る(またはレイヤーをつけて、必要な情報をコントロールする)ためには、そのプラットフォームを戦略的に進めていく必要があります。」 – FINALCAD、共同設立者兼CMO、David Vauthrin, 

さらにFINALCAD では、実際の活用事例などの動画、ユーザーガイド、ケーススタディなどのマーケティング資料をお客様へ提供しています。ご要望に応じて、社内のニュースレターの配布や、Eiffage グループと行なったFINALCAD の使用を促進するためのイベント「FINALCAD トラックでFINALCADツアー」などといったインパクトのある企画を実施することもできます。

 

私たちの社内には、お客様のプロジェクトの成功のために重要な鍵となる専門チームが存在します。彼らの役割は、お客様からお預かりする各建設プロジェクトのデータをモバイル機器用に調整することです。 実際のデータから現場作業において必要のないデータをカットします。これにより、iPhone などのデバイス上で、シンプルで直感的なモバイルナビゲーションが可能となり、作業上の各入力はデータ上の正しい場所へと関連付けられます。この作業により、後に正確なデータ分析が可能となります。また、各プロジェクトにおいての、すべての機能(欠陥の用語集、制御フォームなど)を最適に使用できるように設定します。彼らはお客様のプロジェクトをより効率的にするために日々作業を続けています。

 

第三段階: トランスフォーメーション

通常、デジタル化を実行した1年後にフォローアップを行い、その変化について分析をすることが重要です。データのおかげで、その現場においてのFINALCAD ツールの使用状況は簡単に確認できます。どのエリアでの使用状況を改善するべきなのかということや、アクティブユーザー/非アクティブユーザーを特定することも可能です。使用状況が可視化されることで、お客様はどのエリアに対して是正措置を実施し、どこにフォーカスするべきなのかなどを簡単に知ることができます。

デジタル化が全体に行き渡ってくると、そこからさらに活動を拡大することが可能になります。私たちは2つのタイプの進化があると考えています。まず第一に、企業はデジタル化プロジェクトにおいて成功したケースを同じ地域/支店/部門といったところへ水平展開することで、使用者や規模を拡大することが可能です。この場合、デジタルソリューショが最初の段階で上手く活用できていることを実証し、そこからさらにスムーズなプロセスを進めていくことを可能にします。新しいユーザーをさらに育成し、ソリューションを適切に活用できるようになります。

もう一つの進化として、これらの事例を活用したスノーボール効果が期待できます。例えば、他の事業部門や業界、他地域さらには他の国々への垂直展開をすることが可能です。この進め方においても、一度に展開するのではなく、 一歩一歩段階を経て同じミスを繰り返さないように確認しながら進めていくことが重要です。そうすることで将来に繋がる適切な構造を確立するのに役立ちます。

全ての企業はそれぞれ異なったやり方で進めており、独自の課題を抱えています。しかしどのような場合においても、これらの各ステップに従ってプロジェクトを進めることが大切です。私たちは様々な国、環境、セクターでの経験による専門知識を蓄積してきており、お客様へ適切なアドバイスを提供することが可能です。

一旦最適なデジタル変換が実行されると、そこからデータ分析を介して別のタイプの変化が生じたりします。さらに、ユーザーが増えて一定数のデータが確認できるようになると、企業は実際の現場作業の理解が深まり、またデジタル化を実施したことにより新たな利益や価値を生み出す可能性に気づいて行きます。例えば、もっとも頻繁に発生する問題の5% をデータ分析から簡単に特定することができ、実はそれがコストと工期遅延に50%の割合で影響があったことがわかったなどということもあるのです。データ分析から原因を特定できたことで、この問題を最小限にするための具体的な対策を取ることができるのです。結果、原因が特定できずにかかっていたコストは削減され、そのノウハウは企業の財産として将来のプロジェクトへ活かされていくことになります。

スマホで建設現場におけるQHSEプログラムをスマートに管理

建設プロジェクトにおいて「安全」を確保することは非常に重要なことです。建物や道路工事、エネルギー分野など、どのようなプロジェクトにおいても、それは常に最も重要な懸念事項であるはずです。最新のEurostat データによれば、ヨーロッパ(E28)で起こった致命的な事故の20%以上が建設業界で起こったとあります。つまり建設業界は、致命的な事故の数が最も多い業界ということになります。

[安全衛生, 安全管理, 建設現場の安全]
建築現場でのデジタル化を促進するには

デジタルトランスフォーメーションは、IT の進化とともにこの数十年で全ての業界において注目を集めています。多くの企業が、時代の変化に乗り遅れないために、様々なデジタル技術の活用に取り組んでいます。新しいデジタル技術を企業全体に導入するために、多額の投資を行う企業も少なくありません。

[#建設現場のデジタル化, 建設業 ビッグデータ]
FINALCAD は IFAWPCA コンベンション 2018 に出展します。

FINALCADは11月13日から、マレーシアのクアラルンプールで開催される第44回 IFAWPCA コンベンションへ出展します。

[IFAWPCA, APAC]